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「伝統文化ってなんで守らないといけないんだっけ?」京都着物企画メンバーが自問してみた

2017/09/20 12:23 公開
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伝統文化を守ろう!ってよく聞くけどどうして守るんだろう?
そんな素朴な疑問を、日本の伝統文化を広める活動をする学生団体京都着物企画のメンバーが自問してみた...

どうもこんにちは
京都大学で京都着物企画という団体に所属している人です。

僕の所属する京都着物企画は、若者に伝統文化の魅力を伝えようと、着物を始めとした様々な伝統文化にまつわるイベントを企画・運営している団体です。主なイベントとしては、着物ファッションショーや学生を対象にした着物ギャラリーです。

それでは本題に入りましょう。

着物ファッションショー

なんで伝統文化って守らないといけないんだろう?

ところでみなさん、一度は「伝統文化を広めよう」「伝統文化の衰退を食い止めよう」という文句を聞いたことがあると思います。聞き飽きたよという感じかもしれません。

僕自身もあらゆるところで聞きました。学校の先生から、おじいちゃんから、テレビからいろんなところで。

でもこう考えたことありませんか?
「伝統文化を残す理由はあるの?」「利便性が低いなら衰退するのは当たり前だし、そのまま無くなってもいいじゃん?(過激派)と。

僕も考えました。「西洋文化いいじゃん!」って考えもよぎりました(ダメダメ笑)。そこで僕は、みんなはどう考えているんだろうと、調べてみました。

これに対する多くの理由が、伝統文化の担い手が消えるから、文化は残さないといけないから衰退するのがダメだからといった〇〇が起きてはいけないからダメといった理由でした。

つまり何となく日本のものがなくなるのが良くないからダメといった理由です。

(んーはっきりしないなぁ。)

積極的だと思える理由であっても、日本の伝統芸術に投資することで、観光業界が潤い経済効果が見込めるなどです。

(ん〜やっぱり実感しにくいぞ〜><?)

これはあくまで伝統文化を廃れないようにするのは”経済発展のための手段”であって、伝統文化の魅力が認知され、生き生きとしたものとしてあり続けさせる理由としてもあまりよろしくない気がします


 確かに経済的な視点も大事ですが、これでは今後伝統文化産業を担っていかないといけない若者達には、何とも響きにくい理由だと思うのです。なぜなら経済発展の手段は他にもあるから。別に伝統文化じゃなくてもいいんです。


 そこで僕は、違う視点から世の中を考えて、「伝統文化を衰退させるのは何となくダメな気がする」を「〇〇だから伝統文化を残していたいんだ!」に変えていきたいと思います。

みんな同じになっていく??

少し話をずらします。

自分らしくあれ。

なんてことは昔からよく言われることだと思います。「元々特別なオンリーワン〜」よく歌にもされてますよね(笑)

それでも、最近では没個性が目立つようになっています。似た髪型、似たような服装の人で街に溢れかえっています。量産型彼氏,彼女ってワードもそうですね笑 星野源さんの「SUN」のミュージックビデオでは、同じ髪型同じ背丈をした女の子を登場させて、現代を物語っている気がします。


その背景には、情報化社会というのがあります。
今はネットでたくさんの情報を取得できるおかげで、流行物はすぐ知ることができるし、「バズる」という言葉があるように、Twitter上では数万人がいいねと思うことに同じように共感できる。

つまり人の考えをすぐ知ることができるし、マネがすぐにできる環境が揃っている。

現代っ子にとっては真似っこは簡単なんです(笑)。


そういう環境にいるからこそ自分だけができること、自分らしさっていうのが見つけにくい
自分の代わりがたくさんいる世の中なんてもう自分がやらなくていいんじゃないかって嫌気がさしてきます。自分らしくあることは、人がその人らしく自主的に生きるにはすごく大事なことだと思うんです。

これは地球規模でも同じこと?


これは国単位でも同じことであると思うんです。
今や飛行機などの輸送機が発達し、国同士の行き来って昔から考えると想像もできないくらい簡単なことになっています。
おかげで島国である日本でさえたくさんの外国人が訪れています。つまり今まで関わりにくかったものが、交わり始めているのです。

これはさっきあげた情報化社会と同じような気がしませんか?
便利で良いものが世界中に広まり、そうでないものは消えていき、そうやって世界の人々は地球上においてみんな同じになっていくんじゃないか。その中で、自分ができることを探せない人、グループは消えて淘汰される。そんな未来さえ待っている気がします。

この状況が似ているものであるように、こんなグローバルな世の中でも自分の出身地域らしさを持つってことは、自分らしくある、その人らしく生きるヒントになるじゃ?って思うのです。


じゃあ京都らしいものって何?


その1番簡単な例が、古くから京都にある日本を代表する伝統文化でしょう。
そして僕ら京都に住む学生は、その文化の中心と言っても過言じゃない京都にいるんです。だからこそ今からグローバル社会に突っ込んでいく若者には、京都という場を満喫して伝統文化を堪能して欲しいのです。

僕ら京都着物企画は、そんな伝統文化を新たな視点で切り取って、楽しめるイベントを考えています。伝統文化を古い古臭いと思わず、新たな視点で日本を代表する京都の文化を『面白い』と思って欲しいと思ってます。


9/30、僕らが企画する着物ファッションショーが開催されます。
学生の視点に立って、着物ってこんなに面白いんだと思えるようなショーを開催していきます。ミスキャンパス立命館や同志社も参加するこのショーをお楽しみください!