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行動派京大女子・鈴木七海さんが語る 「自分の人生を「なにか」のせいにしないで!」

2017/05/07 02:21 公開
profileあーさー

前回「ハイレベル恋バナ」のコラムが、News picksにも取り上げられた鈴木七海さん。まだ大学生の彼女がどうして「結婚・出産」の社会問題に取り組むようになったのか。編集部が取材してきました!

プロフィール

鈴木 七海さん

京都大学経済学部3回生
Amour Famille代表創設者
AmourFamilleは、少子高齢社会を迎え、労働問題や家族問題などの社会問題が積み重なった日本で、若者はどう生きていくべきなのか真剣に考える機会を提供する学生団体です。

あのNewsPicksにも取り上げられました!

取材者(以下あ)「まだ学生で結婚もされてないのに、どうして【今後若者が直面するだろう家族や労働に関する社会問題】に関する活動をされてるんですか?」


鈴木さん「きっかけは大きく分けて2つあります。
1つ目は、自分が女性として本当に社会進出できるのか不安に思ったから
2つ目は社会進出を考えただけでは子供が持てない体になってしまうのではと危機感を覚えたからです。
2つ目の理由に関してはこの前説明させていただいた(以下参照)ので、今回は1つ目の理由について話させていただきますね。」

女性の社会進出を考えるようになったきっかけ

あ「どうして女性の社会進出への不安を覚えたんですか?まだ学生なのに・・・


鈴木さん「これまでも、女の子として生まれ育ったことで苦労したことが多かったんですよね。


あ「なんとなく女の子の方が苦労が少ないイメージがありますが・・・鈴木さんなら色んな人から可愛がってもらえそうですし・・・」

取材後のランチの様子。どう見ても苦労があったようには見えない。笑                 「#京大ランチ360」もツイッターで検索!


鈴木さん「こういうとフェミニストだと思われるので誤解して欲しく無いのですが、女の子だからこその苦労もあるんですよね。」


あ「ほうほう。どんな苦労があったんですか?」


鈴木さん「まず、家庭の事情として、私の家が厳しくて。祖父は、私が大学から京都に出るよりも地元に残って欲しかったみたいです。女の子だから心配っていうのもあったと思うんですが、私が長女で3人姉妹なので、地元に残って家を継いで欲しかったようなのです。結婚すると考えた時に、日本では男性は名字が変わることが少ないので、女の子特有の苦労を味わいました。」


あ「男だとそんなことあんまり言われないかもですね。」


鈴木さん「そうですね。また、学習する環境でも女性としての苦労はありました。例えば高校の頃、先生方の中にも『親御さんが嫌がるだろうし女の子は地元に残る子が多いよね』と普通に言ってしまうような方もいらっしゃいました。地方に残るという選択は素敵なものだと思うのですが、理由が「女の子だから」というのが問題だと思います。


あ「家族以外からも、ちょっと価値観が押し付けられてる雰囲気があったわけですね」


鈴木さん「母校がいわゆる地方進学校で、男の子たちは部活が終わってから高い目標を掲げて勉強している人が多かったんです。進学において目標が高いことが正しい訳ではないのですが、たくさん勉強しないと達成できない目標を掲げている女の子が相対的に少なかったので、京大を目指した私はちょっと孤独だったりしました。


あ「女の子だからこそのつらさを、すでに高校時代から感じてきたんですね」


鈴木さん「男女で置かれる環境が違ってしまうのは間違いないと思います。
ハーバードなどの難関校は男女の割合が半々ですが、京大は女の子が20%しかいないんですよね。この大きな差は、男女の環境差を少なからず反映しているはずです。
そして、勉強の成績や学歴の差は、働く時の待遇差にも繋がっているはずです。ただでさえ、日本は社会保障が未熟で女性が働きにくい現状があるのに、学習面で苦労した私は、さらに不安に思うようになりました。


あ「だから女性の社会進出がしやすい環境を作ろうと思った、ということでしょうか」


鈴木さん「そうですね。
しかし、女性が社会保障や親の考えなど、環境のせいにだけして、高い目標を諦めてしまうのも違うと思うんです。諦めて、頑張らないでいること自体が、次の生きづらさに繋がってしまう。
女の子自身も、その中で何か工夫できるかもしれない。頑張れるかもしれないですよね。


あ「まさに鈴木さんはそんな環境の中から京大に来てるわけですもんね」


鈴木さん「私が頑張ったんだからあなたも頑張れ!頑張らないのが悪い!っていうことでは全くありません。
実際に日本ではGGGI(グローバルジェンダー指数)が非常に低いことからもわかるように、女性が生きづらい状況にあるので、改善する必要があり、その勉強もしています。でも、女性が社会で活躍しづらい理由を、何かのせいだと決めつけずに、解決できる方法はないのか、考えて行動して行きたいんです。


う~ん。ただのふんわりした雰囲気の女の子だと思っていた(失礼)けど、本当に色々考えていて課題感も持っていて脱帽・・・

女性問題から社会問題へ

あ「ここまでは、ご自身の女の子としての苦労話をしていただきましたが、鈴木さんは女性への啓蒙活動ではなく、性別を問わず、将来設計の必要性を重要視していますよね、それはなぜですか???」


鈴木さん「初めは、自分が女性としてどのように生きていけばいいのか、ということを考えていたのですが、家族問題や労働問題を勉強していくうちに、将来直面する、働き方や結婚や出産は、女性だけの問題ではないということに気づきました。実際に父と男女の働き方について意見のぶつけ合いもしました。」


あ「え~!!お父さんとそんな議論もしたんですね!」


鈴木さん「そうなんです。私の両親は普段仲が良いのですが、父は仕事が好きで、家事のほとんどを母に任せっきりにしていました。母は、たまにそのことに関して愚痴を私にこぼしていました。」


あ「(うちでもよく見かける光景だ・・・)」


鈴木さん「両親のことが好きな私は、このことで両親の仲が悪くなってしまうと思って、悲しくなってしまったんです。
そこで私は父に『パパはゾンビ問題(以下参照)』という、出口治明さんと白河桃子さんとの対談文章を読んでもらったんです。
『夫が仕事を頑張りすぎて、家庭で何も手伝わない』という家庭問題を取り上げた内容なんですが、
この記事を読んでもらっても、母の家事を積極的に手伝おうという考えにいたってくれなくて・・。」
あ「そうだったんですね。」


鈴木さん「しかし、父のような男性が多いと、働く女性が増えた際に、家庭と仕事の両立に苦しむのが女性だけになってしまうのではないか、と問題意識を持ちました。
これは女性だけの問題ではないし、社会の仕組みだけの問題でもない。男性の働き方も含めて、見直す必要があると思うようになったんです。


あ「まさに、『何かのせいだと決めつけずに、みんなで改めて考えてみよう』、ということですよね」

講師の先生と参加者の皆様。男女問わず参加していただいています。

問題解決のための活動


鈴木さん「その風潮を変えるためにも、私にできることがあると思ったのです。
昨今、女子学生限定のワークライフバランスに関するイベントは多く開かれています。
しかし、私たち若者が今後直面する家族問題や労働問題は、今言ったように、女性だけの問題ではありません。
性別関係なく、若い世代の人たちが自分の将来について、多面的に真剣に考える機会を提供していければと思います。」


あ「素敵ですね!男子も女子も関係なく社会をいい方向に変えていけるようになれば良いですね!本当に応援してます!



・・・ちなみに・・・



あ「僕(今年23歳)も将来について考えたくなりました!何かなどイベントありますでしょうか・・・?」


鈴木さん「大丈夫です!笑 ありますよ!」

【大学生シングルマザーと恋愛相談!「将来」を真剣に考えよう!】

講師の先生と打ち合わせの様子

場所:京都大学文学部第3講義室

日時:5/9(火)18:30~21:00

皆さん、将来子どもが欲しいなって思ったこと一度はありませんか?
では、大学生のうちに子どもを産みたいなって考えたことは、、?
出産について真剣に考えたことがあるあなたも、そうでないあなたにも送る、頑張る大学生シングルマザーのお話。
おそらく、なかなか身近にいない人生を送った方のお話。
こんな人生もあるんだ!という気づきの場にしませんか?

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【こんな人にオススメ!】
・子育てに興味がある方
・恋愛の悩みがある方
・大学生活に悩みがある方
☆男女問わずオススメです☆

【講師紹介】
鶴田怜花
ニックネーム:フィリピンママ、鶴ちゃん、れいetc...
大阪経済法科大学4回生
高校3年生で妊娠が発覚。シングルマザーとして子育てを行う決意をし、大学受験と並行して子育て資金のため、バイトなどに取り組んだ。大学1回生で出産を経験し、お子さんは5月で3歳になる。
女性支援活動中!

【タイムテーブル】
オープニング
〈第一部〉大学生シングルマザー鶴ちゃんのパネルディスカッション
〈第二部〉参加者の皆さんとライフプランニングワークショップ
〈第三部〉大学生シングルマザー鶴ちゃんに恋愛相談会
☆懇親会も行う予定です☆

【運営主催団体】
AmourFamille
京大生による新しい学生団体
Concept:自分の選択に自身の持てる若者を増やす
少子高齢社会を迎え、労働問題や女性問題など社会課題が積み重なった日本で私達若者はどう生きていくべきなのか、学生に考える場とライフプランの知識を提供する場を発信中!
運営メンバー、大学・学年問わず募集中!

編集後記


ふんわりした雰囲気だけど、心の中には熱いものを秘めており、実際に実行に移せるパワフルさを持つ鈴木さん。彼女の活躍には目が離せません!
鈴木さんの話を聞いていたら、僕も将来を考えられるほど素敵な彼女が欲しくなりました。