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【京大クジャク同好会コラム】明日から使えるクジャクの育て方【激カワ画像つき】

2017/05/12 00:40 公開
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読めばあなたもクジャクが飼える。明日から役立つ本質情報。
京大クジャク同好会を創設し、ずっとクジャクを育ててきた高本さんが、その秘訣を伝授します。

1.有精卵の入手

まずは有精卵を買います。
繁殖期の5月ぐらいになったらオークションでよく出品されています(ピヨカンオークション http://www.piyokan.com/cgi/s_auction)。

安いときだと卵1個あたり2000円弱ぐらいで落札できます。
クジャクをその値段で買えると聞くと安く感じますが、鶏卵10個入りで200円弱だとすると約100倍します。いつも鶏卵を安く提供してくれている養鶏場の人に感謝しましょう。

個人的にクジャクを買っている人を探して卵を譲ってもらうのもアリです。
全部が有精卵とも限らず孵化率は3分の1ぐらいです。
確実に孵化させたい人はたくさん買うか、
失敗しても繁殖期間中でやり直せるように早い時期に始めるかのどちらかをしてください。

クジャクの卵です。ニワトリよりひとまわり大きいです

2.孵化させる

次に温めます。有精卵は常温でも2週間ぐらいは生きているらしいのですが、どんどん生存率は下がっていきます。卵が届いたら早めに孵卵器に入れましょう。

孵卵器は買ってもいいし、自分で作ってもいいです。温度は37~38度で、湿度も保ちましょう。

温度と湿度を保つ以外にやることは「転卵」だけです。
卵を6時間ごとに90度ずつ回転させるといいと言われています。
しかし、親鳥もそんなに厳密にやっているわけではないので1日数回ちょっと転がすぐらいの感覚でいいと思います。正確にやっても孵化率は経験上そんなに変わらないです。


孵卵器です。温度管理するだけなので作ろうと思えば自作できます。

数日すると発生してきます。

ちゃんと発生しているか確認するためには、夜暗いところで懐中電灯を卵に直に当ててください。
うまくいっていれば血管ができてドクドク脈打っています
卵の温度が下がるとよくないので確認したらすぐ孵卵器に戻しましょう。
嬉しくて何度も確認したくなりますが我慢です。

クジャクの場合孵化までの日数は28日です。
ニワトリは1週間早い21日です。
孵化2日前ぐらいには転卵を中止します。

卵が割れて生まれてきているところ

3.孵化してから

生まれました。この時期に一番大切なのは温度管理です。
ヒヨコ電球で温めてあげましょう。
持っていなければ孵卵器の中でそのまま飼育してもいいです。

孵化1日目は体に卵の栄養を蓄えているので餌はやらなくて大丈夫です。
2日目からは水とニワトリの雛用の餌を与えましょう。

クジャクをはじめキジ科の鳥の素晴らしいところは雛でも自分で餌を食べることです。
挿し餌をしなくても餌入れや水入れを置いておけば勝手に食べます。素晴らしい。
野菜や虫(ミルワームなど)をおやつにあげてもいいです。

生まれてすぐ。体が濡れていますが放っておくと乾いてふわふわになります。

あとは餌と水を与えて糞の掃除をするだけです。
餌はいつでも食べられるようにしておきます。

成長に合わせて徐々に温度を気温に近づけていきましょう。

人間を親だと思っているので、外に出してお散歩しても逃げていったりしません。

人間の後ろをトコトコついてきます。
人を見失うと寂しそうに呼び鳴きをします。
かわいいです。かわいすぎて悶えます。
お散歩するときは猫やカラスに襲われないよう注意です。

乾いたところ。左が白クジャクの血が入ったもの、右がノーマルの色のクジャクです。

ひなたぼっこしています。

トウモロコシをまくらにしています。

パソコンで作業していると上に乗って邪魔してきてそのまま寝てしまいます。雛の頃はよく寝ます。

ヒトは哺乳類なので、男性では生まれる前から命を育むということはなかなかできないのですが、

鳥を孵化させるとそういった経験ができるのでおすすめです。

少し成長したところ。頭からチョンマゲみたいな羽根も生えてきます。

生まれたすぐは雌雄の判別は難しいのですが、生後数ヶ月経つとわかるようになります。

お腹が白くて首が緑っぽくなれば雌、お腹が茶色のままで首が青っぽくなれば雄です。
白い品種の場合だともうちょっと成長しないとわかりません。

雌はお腹が白くなります。

雄は雛の時とあまり変わらずお腹が茶色のままです

冬ぐらいになると一目瞭然になります。

2年ぐらいすると成熟してきます。
有精卵を産んだら孵化させるか食べるかしましょう。

僕はもったいなかったのでクジャクの卵は食べたことが無いです。
ニワトリみたいにポンポン産まないので貴重です。

雄も2年で性成熟はしてきますが、尾っぽの飾り羽はまだ完全ではありません。

2歳ぐらいのクジャク。性成熟はしていますが綺麗な羽根はまだ揃っていません

3歳のクジャク。

雄は3年でやっときれいな羽根が揃ってきます。
雌は2年目とそれほど違いはありません。
この羽根が生えるのは冬から春の間だけで、夏になると抜けていきます。

でもクジャクの可愛さは変わりません。

おしりの羽根はふわふわで触り心地がいいです。

さぁ、あなたも。

クジャクを育てるのは全然難しいことではないです。

鳴き声に理解のあるご近所さんをお持ちの方は、是非孵化させて飼ってみましょう。

親と子。