360˚|京大発オンラインメディア

京大発オンラインメディアサンロクマル

真面目なことからアホなことまで360°

VRが農村を救う? 京大院生が超ざっくり解説する、先端技術の使い方。

2017/06/08 15:12 公開
profile稲田達彦

農村でVRって? ゲームでもすんの? てかそもそもVRってなに?
最近話題の最先端技術、VR。京大院生が自分の研究の立場から、その活用のされ方を解説します!

農学研究科修士課程2回の稲田達彦です。
VR(Virtuall Reality)って最近よく聞きますよね。中にはPSVRを持っていたり、家電量販店などで体感したこともある人も多いのではないでしょうか。

ゴールドマン・サックスによると、2025年までに家庭用のパソコンくらいの普及を見せると言われています。君も今すぐVRを買おう!
といった冗談はさておき私はこのVRの研究をしています。いつもゲームで遊んでいるわけではありません!(遊んでないとは言わない)

実はVRを、農村の景色を地域の外に発信することに使っています。この研究は日本で誰もやっていないので、日本一の研究者です笑

農村でVR??

具体的に何をやっているのか説明します。
日本の農村は少子高齢化の影響もあり、人口0人となり、消滅したところも多くあります。やばいですね。ちなみに2040年には,日本の半数の自治体が消滅する可能性があります。
しかし農村部は魅力的な景観があり、地域文化の継承の場であり、食料生産の場であり、水や空気を綺麗にしたりと環境保全する場でもあるため、機能を維持しなければなりません。そのためには、人が住む必要があります。

だから、多くの人に農村に関心を持ってもらって、最終的には農村に来てもらいたいんです。だから関心を持ってもらう方法として、VRを使った情報発信に繋がるわけです。わかりましたね笑 

「説明、飛躍してね?」って思った人、すみませんザックリなので端折ってます笑。 詳しく書くと長くなるので、とりあえず納得するか、研究室まで説明を聞きに来てください。笑

VR映像ってどうやったら撮れるの?

実際に僕の研究では、京都府のとある農村をフィールドとし、現地で全天球カメラと呼ばれる、上下左右360°全て撮影できるカメラを使って撮影し、編集します。

京大から車で1時間半くらいにある結構有名な農村景観のある所を調査地としています。
そこではまず,三脚を立てます。その上にカメラをセットして準備は完了です。簡単ですね。

後は自分の姿が映らないように近くの物陰に隠れスマホで操作します。
この前,きちんと隠れられなくて,映像に映ってしまい,被験者の方に,「あのおじさんが気になる」と言
われてしまいました。地味に傷つきました。まだ若いです。はい。

研究室に帰ってきて,パソコンで少し編集を行い,それをスマホやHMD(Head Mounted Device)というゴーグル型のデバイスで見せるという手法を取っています。

このカメラで撮影します!

VRをみるデバイスで有名なオキュラスリフト

例えばどんなのが撮れるの?

こんなのが撮れちゃいます。

オキュラスリフトを通して見ると、まるでその場にいるかのような感覚を得られて、みんなこんなリアクションになります。ちなみに彼は友達のフィジー人です。

このように農村景観をVRで発信して関心を持ってもらおうとして日々取り組んでいます。

そのために、研究室では最新のVR事情を調べたり、相手先地域とやりとりをしたり、どのような方法でVR映像を評価するか考えています。ぶっちゃけとても面白いですね。

特に現地に行って、地域の美しいところを撮影して、それを確認して、の部分は特に楽しいです。

先生方の協力もあり、今の研究室に入れてとてもよかったと思ってます。

では、短めですが,以上とさせていただきます。皆さんも面白い研究に巡り会いますように!